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今、ここ、どこか42 Rin終

  • 執筆者の写真: 川上 まなみ
    川上 まなみ
  • 6月27日
  • 読了時間: 2分

短歌を頑張りたい。 長谷川麟



 中学二年の時、当時習っていた空手で初段をとって黒帯になった。空手はだいたい四歳くらいからはじめたから、十年くらいやったころに黒帯になったんだと思う。


黒帯を注文するとき、そこに銀糸で自分の名前と、自分の座右の銘みたいな感じで四字熟語を入れる人が多かった。その当時は、単にかっこいい四字熟語にしたくて、国語辞典を読みながらどんな言葉を入れようかと結構必死に考えたんじゃないかと思う。


でも、自分がどんな言葉を入れたのか、全く覚えていない。

 

短歌をはじめて十年くらいの時間が経って、空手でいうと黒帯くらいはとれるくらいにはなっているのだろうか。


 正直に言って、どうして自分が短歌を続けているのか分からない。短歌を続けた先に何を見ているのか、それもよく分からない。


 それは空手をしていたときの感覚によく似ている。漠然と、それでも短歌をはじめた日から、短歌のことを考えなかった日は一日もないという確信がある。


 絹川柊佳さんの『短歌になりたい』という歌集が好きで、いまでもときどき読み直すことがある。はじめてこの歌集を読んだとき、「短歌になりたい」という意味がよく分からなかった。


 けど、最近少しずつこの感覚が分かりはじめている気がする。


 少しでも短歌を理解したいというか、短歌そのものに接近したいという気持ちがあるような気がする。そうした感覚の先に、「歌人」というものがあるような気がする。


 短歌をしていない人から、肩書きとして便利だから「歌人」と呼ばれている。みたいなことではなくて、本当に心から「歌人」と名乗れるように、死ぬまでになれたらいいなと思う。


 そうした気持ちを忘れずに、日進月歩の努力を続けたい。

 
 
 

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